最近、いわゆるマフィア映画のヒット作というものがない。もちろんマフィアを取り扱った映画はあるのだが、余りにスマートすぎて、俳優陣もハンサムな人が多くて、面白みがない。日本のいわゆるヤクザ映画のような、昔映画館で映画を見て、帰る時には出てくる人がみなヤクザの親分になったような気分で肩で風を切って出て行くような、そんなマフィア映画が、今あるだろうか。もちろん、本当にマフィアが観に来ていたら怖くて見に行けないが。それでは、いわゆるマフィア映画の王道と呼ばれるためのストーリーとはどういうもんだろうか。それを考えてみよう。まずは舞台はアメリカ合衆国。
イタリア系移民で、幼い頃貧しかった少年が大人になってマフィアのボスになる。そのマフィア組織は?2でなければならない。?1の組織と抗争を繰り広げなくてはならないからだ。そしてボスには子供がいる。その子供はマフィアのボスである父親に対して反抗している。そこから物語が生まれるのだ。マフィアのボスは息子に自分の組織を継いでほしいと思っている。
だが息子はマフィアというものを嫌っていて、そのため父親を敬遠し、マフィア組織を継ぐ気はない。親子の心の葛藤を描きながらも、父親は対立する組織に殺されてしまう。組織の人間たちが息子を新しいボスに擁立しようとし、複雑な気持ちながらも父親が子分たちに慕われてきたことを知り、後を継ぐことになる。そしてマフィア映画はパート2もできる。息子もボスになり、自分の息子に後を継がせようとして喧嘩になるのだ。ああ、こんなマフィア映画の王道のようなストーリー。誰か映画化してください。